50点貯金術の勧め4 ダメな大人でも貯金自体は始められます。

地震や水害による被災地の方々を思うといたたまれませんが、ひとまず自分語りを続けたいと思います。「貯金　方法」検索をかけてみましょうか。おびただしい数のページがヒットしますけど、結局のところ書いてある内容は殆ど似通ってるんですよ。

まとめてみると

「お金を貯める目的と目標を明確にしよう」
「現在の支出を把握しよう」
「固定費を削ろう」
「家計簿をつけよう」
「予算を立てて計画的にお金を使おう」
「お掃除と整理整頓を心がけよう」
「財布を綺麗にしよう」
「先取り貯蓄をしよう」……こんな感じですよね。

まぁ正論だとは思います。

至極まっとうな話ですとも。
……だけどね。私なんか最初の5つは未だに出来てません。や、もし実行出来てたら今よりも更にお金が貯まってたかもしれませんが。

それ、「出来てたら」の話じゃないですか。

過去の（先月の）衝動買い＆無駄遣いを直視するなんて私にゃ無理ですよ初っ端から挫折するに決まってるじゃないですか。そんな強い心が備わってる人なら、そもそも貯金が少なくて悩んだりしませんってば。それに、仮に出来たとしてもですね。

スランプが来るんですよ。100万円以上貯めてからね。

お金を自分で稼ぎはじめて、（最初っから貯金に精を出すのではなく）一時でもキリギリス生活をした人にとって100万貯めるのは時間がかかるんです。少なくとも、倹約の出来ない私にとっては至難の業でした。入社したてで給与が少ない上に（手取り20万円弱）、家賃（7万8千円）を払いながら、万が一にも公共料金等の不渡りが起きないようにするなら。当時のお給料で「安全『そうな』月々の貯金額」はせいぜい4万円強でした。2年で100万円です。えぇ小さい額ではありませんよ生活費としてはね。けどね。「これだけで貯金」となると焦りやすい金額なんです。

2年もかかって貯金100万円を達成したとき、覚えたのは喜びなんかじゃなく焦りと絶望でした。これを10回繰り返してやっと1000万円なの？かったるい……ってね。もちろん仕事柄、給与は少しずつ上がると思われましたが私は早くも息切れ状態でした。思い切ってボーナスを全額貯金すれば少しはマシだったしれないけど、100万円達成するのが半年以上早まる程ではない。だからボーナスの半分くらいはついつい使っちゃう。この悪循環でした。

そのせいか勤務地が地元になってから、実家暮らししたおかげで月々の貯金額が倍になっても楽しくなかったですね。今度は1年で100万円作れるにもかかわらず。むしろ「全額貯金しようと心に誓ってたボーナスを使っちゃう病」が悪化しました。流石にクレジットカードや公共料金の不渡りは起こらないけど自分自身との約束はデフォルト続きでした。

そもそも私は節約のためにお弁当用意するのなんて無理だし、アイロンがけも苦手だからクリーニング屋さんに頼んじゃうし（←）、タクシーに乗るのを最低限にする自信もないし、衝動買いもしちゃうし、好きなコミックス（ebookjapan)読むのに限度などかけられません。極め付けに掃除下手です。努めて身なりだけは普通に見えるように（不潔に見えぬように）してましたが、「ダメな大人」の典型です。絵にかいたような「自堕落の塊」です。

救いがあるとしたら自分が「後払いをしない、即時決済オンリー主義」であることと「行動力がなさ過ぎて旅行に行ってない（出張を除く）」「贅沢品でも買いたいものは買うが、『月に一つだけ』を貫いた」ことぐらいでしょうね。あ、アマゾンとか楽天などの欲しい物リストって便利ですよね。あれを逐一更新してました。わたし断捨離なんて出来ないし、するつもりもありません。良い意味での先延ばし癖をつけるだけで良いじゃないかと思います。


……とまぁ、こんな「ダメな大人」が1000万円以上貯められたんです。お給料が上がってくれたお陰でもありますが、とにもかくにも家まで買って（あえて半分はローンにしました）、今も着実に貯金を増やしてます。だから、もしかしたら私以外の他人様にとっても上のような貯金方法が役立つかもしれない、と思い立ちました。それで僭越ながら長い駄文を書いた次第です。

今年は年間の高熱水道費や通信費などの固定費を集計して、もっと節約してみようと思います。尚且つ、お給料Y円を増やすべく、テスト勉強します。試験は11月です。

ではでは。